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第3回 いざというときでも大丈夫! 覚えておきたい着崩れの対処法

慣れない和装で動くと、どうしても着崩れしてしまいます。
そこで、式典当日にも役立つ、振袖のちょっとした着崩れを直すためのノウハウをQ&A形式で紹介します!

衿がゆるみ、胸元がはだけてきたときは?

衿のゆるみを直している様子

衿元は美しい和装のポイントですが、ゆるんでしまうと胸元がはだけてしまい、だらしない印象を与えてしまいます。

直す場合は・・・

(1)まず、左の身八つ口に左手を入れて下前の衿先を整えます。

(2)次に、上前の衿を直しながら、おはしょりの衿の部分を引いて整えます。

帯が下がってきたときは?

帯の下がりを直している様子

帯周りも何かと着崩れのトラブルが起こりやすい部分です。こまめに気にかけ、ひどくなる前に化粧室などで着崩れを直しましょう

直す場合は・・・

帯の下に手を入れ、グッと持ち上げた後、帯の上を持って引き上げ、元の位置へと整えます。それでも下がってくるときは、プチタオルまたは、ティッシュを帯の下部分に差し込み、胴回りのゆるみを解消しましょう。

帯揚げもたるみがないかチェックし、たるみがあれば差し込み部分へたるんだ部分を入れ込みます。

腰(帯下)やお尻にたるみやしわができてしまうときは?

たるみを直している様子

立ったり、座ったりしているうちに、腰(帯下)からお尻にかけてたるみができ、しわになってしまうことがあります。後ろ姿のチェックも忘れないようにしましょう。

直す場合は・・・

(1)帯のたれをはね上げて、おはしょりの内側に手を入れて、腰ひもの上のおはしょりを内側から持って、腰上に引き上げます。あまり引きすぎると裾丈が短くなるので気をつけましょう。

(2)イスから立ち上がる時、車から降りた時は、帯のたれがはね上がっていることもありますので、こまめに帯に手をやって確認しましょう。

上前が下がってきたときは?

上前を直している様子

腰ひもをきっちり締めていなかったり、上前の裾を踏んでしまったりすると、上前の裾が下がってきてしまいます。

直す場合は・・・

下がっている方の裾を腰紐の上に引き上げてから、おはしょり下の腰ひもの中に入れこみます。できるようなら、腰ひももきつく締め直しましょう。

これも知っておこう!
ワンポイント振袖用語講座

「おはしょり」「身八つ口」といった聞き慣れない言葉も多い和装。ここでは振り袖姿の各部の名称を簡単に紹介します。

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